作成者別アーカイブ: 修司天野

生物兵器の脅威を評価するための方法について

生物兵器の原材料になりうる生物剤・毒素は、数多く存在する。しかし、それぞれの生物剤・毒素が、生物兵器として使用される脅威の大きさを評価するのは、簡単ではない。Military Medicineに、そのような評価を行うための方法についての論文が掲載されている。

Beyond the Dirty Dozen: A Proposed Methodology for Assessing Future Bioweapon Threats

Military Medicine Tuesday, November 21, 2017

https://academic.oup.com/milmed/advance-article/doi/10.1093/milmed/usx004/4644219

米・FDA、ACAM2000の国内工場での製造を承認

米・食品医薬品局(FDA)は、天然痘ワクチンACAM2000をEmergent Biosolutions社の国内工場で製造することを承認した。Emergent Biosolutions社は、2018年からACAM2000の製造を開始し2019年までに1,600万ドル分の納品を完了する。

Emergent BioSolutions’ US Smallpox Vaccine Plant Wins FDA Nod as Company Chases $1B Sales Target

FiercePharma Monday, November 20, 2017

https://www.fiercepharma.com/vaccines/canton-site-to-contribute-to-emergent-biosolutions-1b-sales-target

米・GAO、高度安全実験施設についての報告書を公開

米国では、危険性の高い病原体が指定生物剤(Select Agents)に分類されている。米・政府説明責任局(Government Accountability Office:GAO)は、指定生物剤を扱う実験施設についての報告書を公開した。報告書には、実験施設の監視体制を強化するための12の勧告が示されている。

High-containment Laboratories: Coordinated Actions Needed to Enhance the Select Agent Program’s Oversight of Hazardous Pathogens

Government Accountability Office Monday, October 31, 2017

http://www.gao.gov/products/GAO-18-145

米・CDC、GHSAに貢献するための活動

米・疾病対策予防センター(CDC)は、グローバル・ヘルス・セキュリティ・アジェンダ(Global Health Security Agenda:GHSA)に貢献するための活動を17の国で行っている。その活動についての記事が、Emerging Infectious Diseasesに掲載されている。GHSAは、国際保健規則(International Health Regulations:IHR)に基づいてキャパシティ・ビルディングを促進するための国際的なイニシアチブである。

Contributions of the US Centers for Disease Control and Prevention in Implementing the Global Health Security Agenda in 17 Partner Countries

Emerging Infectious Diseases, November, 2017

https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/23/13/17-0898_article

JEE報告書の分析

合同外部評価(Joint External Evaluation:JEE)は、国際保健規則(International Health Regulations:IHR)で規定されているコア・キャパシティの19の技術的な部分を評価するためのプロセスである(関連記事は、こちら)。JEEを受けた52の国(2017年7月19日時点)のうち39の国の報告書が公開されている。その39の国の報告書を分析した結果についての記事が、Nuclear Threat Initiative(NTI)のウェブサイトに掲載されている。

記事では、「74%の国で、政府の包括的なバイオセーフティおよびバイオセキュリティシステムのための能力がない、あるいは限られている。64%の国で、バイオセーフティおよびバイオセキュリティの訓練および実践のための能力がない、あるいは限られている。41%の国で、生物事案が疑われる、あるいは確認されたときの公衆衛生と安全保障の関係機関をリンクさせる能力がない、あるいは限られている」という分析結果が示された。

WHO Data Demonstrates Weaknesses in Biosecurity and Biosafety Systems Worldwide

Nuclear Threat Initiative Thursday, October 23, 2017

http://www.nti.org/analysis/articles/who-data-demonstrates-weaknesses-biosecurity-and-biosafety-systems-worldwide/

JEEについての論文

合同外部評価(Joint External Evaluation:JEE)についての論文が、「Emerging Infectious Diseases」に掲載されている。JEEは、国際保健規則(International Health Regulations:IHR)で規定されているコア・キャパシティの19の技術的な部分を評価するためのプロセスである。JEEは、IHRのフレームワークとグローバル・ヘルス・セキュリティ・アジェンダ(Global Health Security Agenda:GHSA)の評価ツールを統合することによって、2016年に創設された。7月19日の時点で、52の国がJEEを受けている。2017年末までに、さらに25の国が、JEEを受ける予定である。

Joint External Evaluation—Development and Scale-Up of Global Multisectoral Health Capacity Evaluation Process

Emerging Infectious Diseases, November 2017

https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/23/13/17-0949_article

生物学的脅威を認識するための連邦政府の取組み

米・政府説明責任局(GAO)は、「バイオディフェンス:生物学的脅威を認識するための連邦政府の取組み」と題する報告書を公開した。報告書では、連邦政府の主要な各機関が、どのように脅威認識を行って、また、その脅威認識がどのようにバイオディフェンス強化のための投資に反映されているかが描かれている。

Biodefense: Federal Efforts to Develop Biological Threat Awareness

GAO Wednesday, October 11, 2017

http://www.gao.gov/products/GAO-18-155

Elusys社、ANTHIMを戦略的国家備蓄に納品

Elusys社は、吸入炭疽の治療に用いられるANTHIMを戦略的国家備蓄(SNS)に納品した。ANTHIMは、適切な抗菌薬との併用で効果を発揮することが、アニマルモデルで確認されている。

Elusys delivers first shipment of ANTHIM its treatment for inhalation anthrax, to the U.S. government strategic national stockpile

Elusys Tuesday, October 12, 2017

http://www.elusys.com/#/news/101017

米・HHS、エボラ出血熱に効果のあるワクチンと治療薬を備蓄

米・保健福祉省(HHS)は、プロジェクト・バイオシールドの資金を使って、エボラ出血熱に効果のある2つのワクチンと2つの治療薬を戦略的国家備蓄(SNS)に加えると発表した。

Project BioShield Adds Ebola Vaccines, Drugs to US Stockpile

CIDRAP Monday, October 2, 2017

http://www.cidrap.umn.edu/news-perspective/2017/10/project-bioshield-adds-ebola-vaccines-drugs-us-stockpile

米・CDCとそのパートナーの貢献

米・疾病対策予防センター(CDC)とそのパートナーのグローバル・ヘルス・セキュリティへの貢献についての記事が、Emerging Infectious Diseasesに掲載されている。2005年に改正された国際保健規則(IHR)は、公衆衛生上の緊急事態に対処するためのコア・キャパシティの保有を各国に求めている。しかし、2014年12月の時点で、コア・キャパシティの保有を申告している国は、全体の33%にすぎない。CDCとそのパートナーは、さまざまなイニシアチブを通じて、グローバル・ヘルス・セキュリティの向上に貢献してきたと記事は伝えている。

US Centers for Disease Control and Prevention and Its Partners’ Contributions to Global Health Security

Emerging Infectious Diseases, October, 2017

https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/23/13/17-0946_article