Global Health Security 2019 演題募集開始

来年6月にシドニーで開催される国際会議”Global Health Security 2019″の演題募集が開始した。

以下のテーマの演題募集が行われている。

Themes

The Program Committee invites abstracts in the following themes;

  1. Health Emergencies: Preparedness & Management
    1. Surveillance and outbreak response
    2. Health crises & disasters
    3. International Health Regulations
  2. Emerging Threats & Challenges
    1. Antimicrobial resistance
    2. Zoonotic pathogens
    3. Gain-of-function/deliberate events
  3. Partnerships for Global Health Security
    1. Global health & the private sector
    2. Security sector engagement
    3. Civil society participation
  4. Governance & Financing for Global Health Security
    1. Sustainable financing for global health security
    2. Institutional innovation
    3. Health system strengthening & resilience
  5. New Technologies & Approaches for Global Health Security
    1. Biotechnology
    2. Medical countermeasures
    3. Non-clinical interventions

 

新規抗天然痘薬、承認へ一歩前進

5/1、SIGA社が開発する抗天然痘ウイルス薬、TPOXX (Tecovirmat)について、FDAの諮問委員会が満場一致で、当該薬のリスクがベネフィットを上回ると結論づけた。FDAは夏頃に承認に関する結論を出す模様。TPOXXはすでに米国の国家備蓄に200万ドーズ納入されている。

SIGA Technologies Announces Favorable Outcome of Advisory Committee In Support of TPOXX® 

 

 

米保健福祉省、高度感染性疾患の患者搬送演習を実施

米保健福祉省は、4月12日〜13日に感染性患者の大規模移動演習を実施した。以前に西アフリカからの患者移送演習も行われているが、今回は米国内で小児を含む7人のエボラ出血熱様の患者を搬送する訓練が行われた。検体の輸送、診断も併せて行われている。

HHS sponsors its largest exercise for moving patients with highly infectious diseases 

Clade X: パンデミック演習

米国ジョンズホプキンス大学ヘルスセキュリティセンターが、ハイレベルの戦略的意思決定をテストするためのパンデミック演習Clade Xを5月15日に実施する。同センターは過去にもDark Winter やAtlantic Stormといった同様の演習を行ってきており、政府高官経験者らがプレーヤーとして参加している。演習の模様は、Facebook動画でも視聴可能である。

 

ナイジェリアでのサル痘アウトブレイクの報告

Emerging Infectious Disease誌にナイジェリアでの1978年以来のサル痘アウトブレイク事例が報告されている。14州から146例の疑い例と42例の確定例が報告されている。特徴的な皮疹の写真も掲載されている。

Ahead of Print -Reemergence of Human Monkeypox in Nigeria, 2017 – Volume 24, Number 6—June 2018 – Emerging Infectious Disease journal – CDC https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/24/6/18-0017_article

 

馬痘ウイルス合成のリスクと利益の総体的な評価

馬痘ウイルス合成についての論文が出版されたという記事を以前ブログで紹介した(関連記事は、こちら)。その論文の内容をもとに、馬痘ウイルス合成のリスクと利益を総体的に評価した論文が、mSphereに掲載されている。

mSphereの論文では、全米アカデミーズが作成したフレームワークを使って、悪意あるアクターが、馬痘ウイルス合成の技術を使用する可能性について分析している(関連記事は、こちら)。

A Holistic Assessment of the Risks and Benefits of the Synthesis of Horsepox Virus

mSphere Wednesday, March 7, 2018

http://msphere.asm.org/content/3/2/e00074-18#sec-3

IMVAMUNE、フェーズⅢの臨床試験

ババリアン・ノルディック(Bavarian Nordic)は、天然痘ワクチンIMVAMUNEの安全性と効果を確かめるためのフェーズⅢの臨床試験に成功したと発表した。すでに米国でライセンスを取得している天然痘ワクチンACAM2000は、アトピー性皮膚炎やHIVの患者には使用することができない。しかし、IMVAMUNEは、そのような患者にも使用できる可能性があるといわれている。

USAMRIID-Bavarian Nordic Smallpox Vaccine Phase 3 Study

Global Biodefense Monday, February 19, 2018

https://globalbiodefense.com/2018/02/19/usamriid-leads-successful-smallpox-vaccine-study/

機能獲得型研究についての論文

2017年、米・保健福祉省(HHS)は、パンデミックの潜在性がある病原体(Potential Pandemic Pathogen:PPP)を用いた研究に資金を提供するための新たな枠組みを打ち出した(関連記事は、こちら)。

その新たな枠組みについての論文が、「Bulletin of the Atomic Scientists」に掲載されている。 論文は、新たな枠組みには研究のリスクと利益を評価するための合理的な原則が含まれているものの、適用範囲や用語の定義など、改善するべきところがあると指摘している。

New pathogen research rules: Gain of function, loss of clarity

Bulletin of the Atomic Scientists Monday, February 26, 2018

https://thebulletin.org/new-pathogen-research-rules-gain-function-loss-clarity11540#.WpR9WSifPiQ.twitter

米・ブルー・リボン検討会、予算改革の必要性を訴えるレポートを公開

米・バイオディフェンスについてのブルー・リボン検討会(Blue Ribbon Study Panel on Biodefense)は、予算改革の必要性を訴えるレポートを公開した(関連記事は、こちら)。現在、米国では、無数の機関が、バラバラにバイオディフェンスの予算請求を行っている。レポートは、予算の統合によって、包括的な戦略にあわせた投資が可能になると指摘している。

Budget Reform for Biodefense: Integrated Budget Needed To Increase Return On Investment

Blue Ribbon Study Panel on Biodefense, February 2018

http://www.biodefensestudy.org/Budget-Reform-for-Biodefense-Feb-2018.htm