カテゴリー別アーカイブ: バイオプリペアドネス

TPOXX静注製剤、第1相試験終了

SIGA Technologies社は、天然痘を含むオルソポックスウイルスによる疾患に効果のある治療薬TPOXXの注射製剤の第1相試験を終了した(関連記事は、こちら)。第1相試験では、注射製剤の安全性の高さが示された。

SIGA Technologies Completes Enrollment of Phase 1 Clinical Study for New Smallpox Treatment

Homeland Preparedness News Tuesday, April 25, 2017

https://homelandprepnews.com/stories/22105-siga-technologies-completes-enrollment-phase-1-clinical-study-new-smallpox-treatment/

カナダ・Tonix社、新しい天然痘の生ワクチンを開発

カナダの製薬企業Tonix社は、天然痘ウイルスに効果のある新しい生ワクチンTNX-801を開発した。馬痘ウイルスをベースとするTNX-801は、牛痘ウイルスをベースとする従来の天然痘ワクチンよりも毒性が低い可能性がある。今後、規制当局からの許可が出れば、アニマル・ルールに基づく動物実験が行われることになる。

Biodefense: Canada Develops Novel Live Virus Smallpox Vaccine from Horsepox

Biopharma-Reporter.com Tuesday, March 7, 2017

http://www.biopharma-reporter.com/Bio-Developments/Biodefense-Canada-develops-novel-live-virus-smallpox-vaccine

大規模イベントにおけるCBRNセキュリティ

多くの人が密集するイベント会場で、CBRN(化学、生物、核・放射性物質)テロが起きれば、その被害は甚大なものになる可能性がある。CBRNePortalに、そのような事態に備えるための事前準備についての記事が掲載されている。

CBRN Security For High Visibility Events

CBRNePortal Monday, March 27, 2017

http://www.cbrneportal.com/cbrn-security-for-high-visibility-events/

アニマル・ルールに基づく医薬品の投与量の決定方法

バイオテロ対策に用いられる医薬品の研究開発では、倫理的あるいは現実的な問題から、ヒトでの臨床試験ができない場合が多くある。その場合、米国では、食品医薬品局(FDA)が定めるアニマル・ルールに従って動物実験が行われる。FDAは、その動物実験の結果に基づいて、医薬品を承認することができる。

Journal of Pharmacokinetics and Pharmacodynamicsに、動物実験の結果から、どのようにヒトへの医薬品の投与量を決定するかについての論文が掲載されている。論文には、モデリングやシミュレーションを用いて、動物実験の結果を、人に置き換えて解釈する方法が示されている。

Modeling and Simulation in Dose Determination for Biodefense Products Approved Under the FDA Animal Rule

Journal of Pharmacokinetics and Pharmacodynamics Wednesday, March 15, 2017

https://link.springer.com/article/10.1007%2Fs10928-017-9516-2

米・BARDA、高病原性ウイルスや化学兵器の対策にシフト

米・生物医学先端研究開発局(BARDA)は、化学、生物、核・放射線(CBRN)テロ対策のための医薬品の研究開発を促進する役割を果たしてきた。BARDAは、過去10年間で、公衆衛生上の緊急事態に対応するための21の医薬品の調達および備蓄に成功している。

なかでも、炭疽菌、天然痘、ボツリヌスを用いた攻撃に備えるための医薬品の研究開発において大きな成果があった。今後は、高病原性ウイルスや化学兵器の対策により力を入れることになるという。

With Some Biological Threats Mitigated, BARDA Shifts Focus to Combat Highly Pathogenic Viruses, Chemical Agents

Homeland Preparedness News Monday, March 6, 2017

https://homelandprepnews.com/stories/21394-biological-threats-mitigated-barda-shifts-focus-combat-highly-pathogenic-viruses-chemical-agents/

Project BioShield and the Biomedical Advanced Research Development Authority: A ten year progress report on meeting U.S. preparedness objectives for threat agents

Clinical Infectious Diseases Sunday, February 4, 2017

https://academic.oup.com/cid/article-abstract/doi/10.1093/cid/cix097/2967925/Project-BioShield-and-the-Biomedical-Advanced?redirectedFrom=fulltext

ロシア、WMD不拡散における課題

Bulletin of the Atomic Scientistsに、ロシアにおける大量兵器(WMD)不拡散の取組みの必要性についての記事が掲載されている。記事によると、ロシアでは、非国家主体によるWMD攻撃の脅威が高まっているという。ソ連崩壊から現在まで、軍事施設や原子力発電所などもっとも機密性の高いインフラの安全性が確保されてきたが、今後は、民間の研究施設、研究センター、大学、および病院などでの安全性の確保が課題であると記事は伝えている。

Weapons of Mass Destruction: The Russian Challenge

Bulletin of the Atomic Scientists Monday, March 6, 2017

http://thebulletin.org/weapons-mass-destruction-russian-challenge10596

ビル・ゲイツ、生物学的脅威に警鐘

ビル・ゲイツは、ミュンヘン安全保障会議で、生物学的脅威に警鐘を鳴らした。「人為的、あるいは自然発生的であるかは定かではないが、私たちが生きているうちに致死的なパンデミックが起きるであろう」と発言していた。ビル・ゲイツは、戦争の準備をするのと同じように感染症の準備をすることを提案している。

When Nature is a Terrorist

Washington Post Thursday, February 23, 2017

https://www.washingtonpost.com/opinions/when-nature-is-a-terrorist/2017/02/23/57bed82e-f942-11e6-bf01-d47f8cf9b643_story.html?utm_term=.27d81cb7fdb4

Bill Gates Warns of Epidemic That Could Kill Over 30 Million People

Forbes Saturday, February 19, 2017

https://www.forbes.com/sites/brucelee/2017/02/19/bill-gates-warns-of-epidemic-that-will-kill-over-30-million-people/#7fcb75a5282f

Bill Gates: Bioterrorism Could Kill More Than Nuclear War – but No One Is Ready to Deal with It

Washington Post Saturday, February 18, 2017

https://www.washingtonpost.com/news/worldviews/wp/2017/02/18/bill-gates-bioterrorism-could-kill-more-than-nuclear-war-but-no-one-is-ready-to-deal-with-it/?utm_term=.32939cffa13d&wpisrc=nl_evening&wpmm=1

米・GAO、バイオ法医学の能力についての報告書を発表

米・政府説明責任局(GAO)は、バイオ法医学(bioforensics)の能力についての報告書を発表した。バイオ法医学は、生物剤を用いたテロや犯罪の捜査を進めるうえで重要となる。報告書は、米国におけるバイオ法医学の能力の現状と目標のあいだのギャップを正確に分析する必要があると結論づけている。

Bioforensics: DHS Needs to Conduct a Formal Capability Gap Analysis to Better Identify and Address Gaps

U.S. Government Accountability Office Friday, February 10, 2017

http://www.gao.gov/products/GAO-17-177

ロシア、NBC事態を想定した訓練を実施

2016年10月、ロシアが、核、生物、化学(NBC)事態を想定した訓練を実施したと「CBRNe Portal」が伝えている。訓練には、ロシアの主要都市に住んでいる4,000万人の市民、20万人の救急救命の専門家、5万台の救急車両が参加した。訓練の目的は、自然あるいは人為的な災害への事前準備の状況を確認することにある。

All Russia Prepares for NBC Incident

CBRNe Portal Monday, February 6, 2017

http://www.cbrneportal.com/all-russia-prepares-for-nbc-incident/

米・IAB、バイオテロ事前準備および対応の方針書を発表

米・関係機関委員会(IAB)は、バイオテロに対応する能力を向上するための方針書(position paper)を発表した。方針書では、検知器および分析の基準の設置、サンプルの収集および取り扱いの標準手順の適用、訓練の基準の設置、運用能力という概念の適用が、バイオテロに対応する能力の重要な要素として位置付けられている。

Position Paper: Bioterrorism Preparedness & Response a Proposed Model for Bioterrorism Response: Initial Operations and Characterization

The Interagency Board, January 2017

file:///C:/Users/SHUJIA~1/AppData/Local/Temp/IAB%20Bioterrorism%20Preparedness%20and%20Response_A%20Proposed%20Model%20for%20BT%20Respo….pdf