カテゴリー別アーカイブ: 天然痘

カナダ・公衆衛生局、天然痘ワクチンを追加購入

カナダの公衆衛生局(Public Health Agency of Canada;PHAC)は、171,000ドーズの天然痘ワクチン「IMVANUUBE」を、Bavarian Nordic社から追加購入することを決定した。PHACは、すでに189,000ドーズの「IMVANUUBE」を、同社から購入している(2016年末までに納品)。今回、追加購入する171,000ドーズのワクチンは、2017年から2018年にかけて国家備蓄に納品される予定である。

Canadian Government Orders Additional Smallpox Vaccine

Global Biodefense, June 15, 2016

http://globalbiodefense.com/2016/06/15/canadian-government-orders-additional-smallpox-vaccine/

天然痘ウイルスを廃棄すべきか

来る世界保健総会(WHA)では、1980年に根絶されたのち米国とロシアで保管されてきた天然痘の原因病原体、天然痘ウイルスの廃棄を巡る議論が行われる。それに先立ってニューヨークタイムズのウェッブサイトにビデオ記事が掲載されている。即刻廃棄を主張するWHOの根絶プログラムを率いたHenderson氏のほか、動物感染モデルを開発するNIAIDの研究者、Peter Jahrling氏とLisa Hesnsley氏のインタビューを見ることができる。

Errol Morris: Demon in the Freezer

TPOXX静注製剤、第1相試験開始

SIGA Technologies社は、天然痘を含むオルソポックスウイルスによる疾患に効果のある治療薬TPOXXの注射製剤の第1相試験を開始する。TPOXXの経口剤は、すでに米国の戦略的国家備蓄に納品されているが、経口投与ができない患者に使用するために注射製剤の開発が進められている。

Siga launches clinical study for TPOXX IV formulation
Bioprep Watch Tuesday, Mar 22, 2016
http://bioprepwatch.com/stories/510703126-siga-launches-clinical-study-for-tpoxx-iv-formulation

オルソポックスウイルスへの職業的曝露の可能性がある者への天然痘ワクチン使用について

米国のオルソポックスウイルスへの職業的曝露の可能性がある者への天然痘ワクチン使用に関する勧告が昨年6月にACIPで改訂され、MMWRに掲載された。

これまでの勧告は2001年の9/11テロ後に発出されたもので、すでに米国では承認が取り消された第一世代のDryvaxワクチンが使用されることになっていた。細胞培養で生産された第二世代のACAM2000ワクチンが2007年に承認され、2008年にDryvaxが全て廃棄され、備蓄が置き換えられたことに伴い、ACAM2000を使用する勧告が新たに発出されたものである。ラボで直接ワクチニアウイルスやその他のヒトに感染するオルソポックスウイルスを扱う者、ワクチニアウイルス感染症患者に接する可能性がある、または接している医療従事者、ACAM2000ワクチンを接種する者が対象となっている。

Use of Vaccinia Virus Smallpox Vaccine in Laboratory and Health Care Personnel at Risk for Occupational Exposure to Orthopoxviruses — Recommendations of the Advisory Committee on Immunization Practices (ACIP), 2015 | MMWR