合同外部評価(Joint External Evaluation:JEE)は、国際保健規則(International Health Regulations:IHR)で規定されているコア・キャパシティの19の技術的な部分を評価するためのプロセスである(関連記事は、こちら)。JEEを受けた52の国(2017年7月19日時点)のうち39の国の報告書が公開されている。その39の国の報告書を分析した結果についての記事が、Nuclear Threat Initiative(NTI)のウェブサイトに掲載されている。
記事では、「74%の国で、政府の包括的なバイオセーフティおよびバイオセキュリティシステムのための能力がない、あるいは限られている。64%の国で、バイオセーフティおよびバイオセキュリティの訓練および実践のための能力がない、あるいは限られている。41%の国で、生物事案が疑われる、あるいは確認されたときの公衆衛生と安全保障の関係機関をリンクさせる能力がない、あるいは限られている」という分析結果が示された。
WHO Data Demonstrates Weaknesses in Biosecurity and Biosafety Systems Worldwide
Nuclear Threat Initiative Thursday, October 23, 2017