2005年に改正された国際保健規則(IHR)は、国際的な公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)の適切な検知および対応に資する所定のコア・キャパシティの保有をWHO加盟国に求めている。しかし、2012年の期限までに達成できた国は、全体の約20%である。
そのような状況を踏まえて、2014年、米国は、グローバル・ヘルス・セキュリティ・アジェンダ(GHSA)を打ち出した。GHSAは、国境を越えて広がる感染症の脅威に対抗するための各国共通の目標を示している。
GHSAでは、各国の公衆衛生システムを評価するための合同外部評価チーム(Joint External Evaluation Team)を設置している。2016年5月、米国は、合同外部評価チームの視察を受け入れた。
合同外部評価チームは、連邦政府の各機関における高い科学的な専門知識と卓越した報告メカニズムを評価しながらも、いくつかの改善点を指摘している。合同評価チームの報告書は、近く、公表される予定である。
Global Health Security: How is the U.S. doing?
Centers for Disease Control and Prevention Tuesday, July 5, 2016
http://blogs.cdc.gov/publichealthmatters/2016/07/ghs-how-is-the-us-doing/