米国では、空気中に散布された生物剤を検知するためのバイオウォッチプログラムが運用されている。しかし、現在のプログラムでは、検知までに12時間から36時間もの時間がかかるため、新たなシステムの構築が必要とされている。そのような議論を行う場として、2016年7月、「Enhanced BioWatch Capabilities Through Technology and Collaboration: A Workshop」と題するワークショップが開催された。
ワークショップでは、現在あるいは将来の技術的な進歩が、次世代のバイオウォッチプログラムの開発に与える影響についての議論が行われた。また、公衆衛生機関との協力による検知システムの強化の可能性についても検討された。現在、このワークショップの会議記録が、ウェブ上で公開されている。
Enhancing BioWatch Capabilities Through Technology and Collaboration: Proceedings of a Workshop
The National Academies of Sciences-Engineering-Medicine Monday, December 5, 2016