CBW Magazineに、ペスト菌(Y. pestis)が大規模なバイオテロ攻撃に使用される可能性についての記事が掲載されている。ペスト菌の保有宿主となる動物は数多く存在するため、フィールドワークの経験が豊富な研究者であれば、自然環境からペスト菌を入手することができる。また、ペスト菌の培養や分離は、標準的な手順で行うことができる。しかし、ペスト菌の兵器化には、高度な知識と技術が必要になるため、大規模なバイオテロ攻撃に用いられる可能性は低いと、記事は結論づけている。
Yersinia pestis, Biological Warfare, and Bioterrorism
CBW Magazine, June, 2017
http://www.idsa.in/cbwmagazine/yersinia-pestis-biological-warfare-and-bioterrorism#footnote2_qeaza8z