EASAC、機能獲得型実験についての報告書を公開

欧州科学アカデミー諮問委員会(EASAC)は、機能獲得型実験についての報告書を公開した。報告書では、バイオセキュリティ上のリスクについて適切な専門家のアドバイスを受けることは、研究者、研究機関、出版社の責任であるという見解が示されている。機能獲得型実験は、科学コミュニティの自主規制(Self-regulation)に基づいて行われることが望ましいとされている。報告書の内容は、米国での機能獲得型実験についての政策形成の議論にも影響を及ぼすと思われる(関連記事は、こちら)。

Genetic gain of function: EU report advises on contentious research
Nature Tuesday, October 29, 2015
http://www.nature.com/nature/journal/v526/n7575/full/526640d.html

Gain of function: experimental applications relating to potentially pandemic pathogens
EASAC Tuesday, October 29, 2015
http://www.easac.eu/fileadmin/PDF_s/reports_statements/Gain_of_Function/EASAC_GOF_Web_complete_centred.pdf