英・外務コモンウェルス局(Foreign and Commonwealth Office)の機関であるWilton Parkは、2016年に開催される生物兵器禁止条約(BWC)の運用検討会議に向けた戦略についてのレポートを公開した。BWCの検証制度などについては、締約国のあいだで意見の相違があるものの、履行支援ユニット(ISU)の機能拡大、科学技術のレビュー、および第10条のもとでの国際協力の推進など共通の利益を有しているところもある。レポートは、合意できないところを次の5年間で検討できる方法を見出すとともに、共通の利益があるところを合意につなげることが重要であると指摘している。
Compliance with the BTWC: strategies towards the 2016 Review Conference
Wilton Park Thursday, November 26, 2015
https://www.wiltonpark.org.uk/wp-content/uploads/WP1416-Report.pdf