平成26年12月3~4日に開催された日本生命倫理学会で、本研究班の研究員も参加して「GOF(Gain-of-Function, 機能獲得型)研究とその倫理」のシンポジウムが開催された。防衛医科大学四ノ宮教授、九州大学河原先生がオーガナイザーを務められ、各人15分程度のプレゼンテーションの後、30分の総合討論が行われた。GOF研究に対するこれまでの議論と政策が紹介された後、公衆衛生学的意義、安全保障上の意義、科学倫理の観点からの考察が述べられ、軍事から科学技術開発、規制等多角的観点からの議論が展開された。
四ノ宮成祥 「GOF研究問題のこれまでの経緯と議論」
齋藤智也「GOF研究と公衆衛生上の感染症対策問題」
田中極子 「GOF研究問題に対する安全保障上の取組み」
吉澤剛 「GOF研究から考える研究のGOF」